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おおとも原画展 [アート的なアレ]

だからおまえは一体いつの話をしてんだよっていう感じですけど、5月末ごろに『大友克洋GENGA展』を観に行ってきました。

RIMG5239.JPG オレ史上ナンバーワン漫画はいまだに『AKIRA』であって、なかなかそのランキングは塗り替えられそうにない。その作者の原画展が開催されるとあれば、行かずにおられようか(いや、いられない)。
RIMG5219.JPGちゅうわけで、バイクをぶっとばしてちょっくら東京・神田の「3331 ArtsChiyoda」まで。そうそう、このイベントのチケットはローソンの「ローチケ」というシステムで買わなければならなかったんだけど、もう二度と利用したくないっていうぐらい煩雑な購入手順で参った。あの仕組みを考えた(or作った)人っていうのは、実際に自分で試してみたのかな。そのときの気温と湿度がもう少し高くて、かつカルシウムが足りなければ、イライラのあまり店頭で操作した端末のモニターを叩き割っていたレベル。
RIMG5222.JPGここは廃校を再利用した施設のようで、うーん…なんか、前にもこういうところに…あッ、三宿のあそこだ。

んで、実際の原画たち。やっぱ上手え。いや、分かっていはいるんだけど、本物を目の前にすると「…上手い」って言っちゃう。オレが先述の『AKIRA』を好きなのも、奇抜なストーリー展開もさることながら、それを支える画力にビックラこいたっていうのが大きいんスよね。職人気質つうか。だから、その原稿を生で見ることができただけで十分満足。ローチケの件もいちおう許す。もちろん『AKIRA』だけではなくて、初期作品から一般企業の広告用イラストまで、展示されている原画はかなり幅が広かったよ。それと、客層(?)も、いかにも…なオタ層から、オレのような中年の不審者、はてはカリアゲ&ダボダボパンツみたいなリアルおしゃれボーイまで、色んな人が見に来ていた。
RIMG5229.JPG会場の出口付近には壁一面の落書きコーナーと、ファンの方が個人的に作ったという走行可能(!!)な金田のバイクが展示されていました。500円以上の寄付をすると、それにまたがることが出来るという…。
RIMG5228.JPG財布の中を見ると小銭で500円の持ち合わせがなく、まさか「お釣りください」なんて言えないよなーと、半べそかきながら千円札を募金箱に入れた一頭のゴリラがバイクにまたがるの図。

この写真は誰が撮ったのかって? バイクにまたがるために並んだ行列で、自分のひとつ前に並んだ青年が「あのー、写真撮ってもらってもいいですか?」と頼んできたから二つ返事でOK、その代わりにオレのも撮ってもらったというわけ。ギークどうしの絆は強いものだ。
RIMG5233.JPG『童夢』の有名なシーン、通称「ズン壁」。
RIMG5230.JPG数分前に知り合った若者が構えるデジカメの前で、原作に忠実であるべく苦悶の表情を演じる30代半ばの男。恥ずかしくない、けっして恥ずかしくないよー。

秋葉原の駐車場に停めたバイクにまたがってスラム街へ帰る途中、気分はもちろん『AKIRA』の金田ね。オレのグランドマジェスティは、ものすげーマイルドで乗りやすい車種にも関わらず、道中「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」と何度つぶやいたことか…。お薬、一週間分出しておきますね、お大事に。

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チエコ [アート的なアレ]

太陽がギラギラと照りつける8月中旬、丸善・日本橋店で「高村光太郎と智恵子の紙絵展」を観てきた。
内容としては、高村光太郎による直筆の『智恵子抄』原稿とか、智恵子が生前、熱心に作っていた切り絵を甥が版画として複製したものとか。ただでさえ切ない詩が、本物を見るとなおさらギュッとくるね。無料ということもあってか、猛暑にもかかわらずなかなか賑わっていたよ。

RIMG4550.JPGああそうだ。いちばんおったまげたのが、彫刻家としての高村光太郎の作品が何点か売っていたこと。中でも、教科書クラスの作品『手』が置いてあって、あの暑さのせいでオレの頭および目が普段以上にやられていたのでなければ、プライスカードに印字されていた価格はなんと1700万円!わたくし小市民ゆえ、その数字を見てから作品をもう一度眺めると、威厳が100倍増しだった。
RIMG4559.JPG会場の丸善・日本橋店にはこの日初めて入ったんだけど、漫画コーナーなんかもちゃんとあるんだね。とても意外。でもやっぱりビジネス書や、法律やら経済やらの専門書が占める割合が多い。その通路を意味なくグルグル回っただけで、ちょっと頭良くなった気がした。ヤッタネ。

最後に、やっぱ丸善っつったら「檸檬」でしょーと例の変態青年よろしくレモンの置き逃げ(?)を図るも、そもそもレモン持ってきてねえし。家に帰って調べたら、丸善は丸善でもあれは京都の丸善だったし。そっち潰れてたし。んもー。

タグ:高村光太郎
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みたび、スミオってきた [アート的なアレ]

RIMG3468.JPG昨年12月中旬の日曜日、栃木県立美術館で「川上澄生 木版画の世界」(現在は終了)を観てきました。川上澄生関連で美術館に行くのは、2010年5月(東京の世田谷美術館)・同9月(栃木の川上澄生美術館)に続いて3回目。そうです、もう立派な病気です。スミオ病。

ちなみに、「川上澄生って誰?」とかゆっちゃってる人はまさかおるまいとは思いますが、彼は栃木で英語教師をしながら自宅でコツコツと作品を作り続けたという、昭和の版画家です。

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ひさびさ写真展 [アート的なアレ]

11月の末頃、東京・恵比寿にある東京都写真美術館にて「二十世紀肖像 全ての写真は、ポートレイトである。」(現在は終了)を観てきました。
普段あんまし写真展には行かない自分ですし、写真家たちの名前もそんなには知らないんですけど、充分興味深く、面白かったです。展示されているのは表題の通り、ほぼすべてがポートレイトで、撮った作家はバラバラ。でも、そのほとんどがたぶんビッグネームなんだろうなあと思う。だって「二十世紀」から集めたんだもん。

RIMG3312.JPG かっぱらってきたチラシをもとに書いてみると、マン・レイ、土門拳、木村伊兵衛、橋口譲二、荒木経惟、ダイアン・アーバス、シンディ・シャーマン、ユージン・スミス、森村泰昌…。"教科書級"の人たちのオンパレードでした。一方、写真の内容的には、市井の名もなき人々の表情をスナップで切り取った…みたいなのがオレみたいな素人にはやっぱ印象強かった。
RIMG3489.JPG中でも、本物を見られて一番嬉しかったのが植田正治(しょうじ)。テレ東『美の巨人たち』で知って(MA・TA・KA・YO!)以来、昔の日本にもこんなにインパクトがある、それでいてどこかほんわかした写真を撮る天才がいたのだなあと気になっていました。というわけで、この日のお土産ポストカードは植田さんに決まり。この写真のタイトルは「パパとママとコドモたち」。1949年のものだなんて信じられないよ。

同美術館の地下では、「写真新世紀」と称して、新人写真家のコンテストの入賞作を展示してました。毎年やっているみたいだね。こちらのほうが(入場料が無料だったぶん?)熱気ムンムンで、ヤングな才能がそこかしこにほとばしっておりました。

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RIMG3330.JPGここは恵比寿ガーデンプレイスの中にあって、訪れた時期はクリスマスのイルミネーションを始めたばかりだったようでした。

これは、ひねくれたりとんがったりして言うわけでは決してないのだけど、この手のイルミネーションって昔からあんまり綺麗だと思わないんどえす。やっぱりこれはオレの感受性が腐っているという証拠だろうか。ライトアップされた木々やオブジェそのものが…というよりも、ある時期だけそうやってベカベカとLEDを巻きつけて、それらをある時期になると何かに追い立てられるようにみんなして見に行って、「まあ綺麗」と感動(?)して、また次の年に…っていう構図のようなものが嘘くさいな、無理して「感動」しなくてもいいのになと思ってしまう。ははーん、なるほど。どうりでおまえモテないわけだ!

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もいっちょ、スミオってきた [アート的なアレ]

RIMG2586.JPG今年の5月ごろに東京・用賀の世田谷美術館で川上澄生という版画家の展覧会を観てきた(過去ログ宣伝厨)んですけど、それだけでは飽きたらず、つうか、よりいっそう彼に興味をもってしまって、栃木県は鹿沼市にある川上澄生美術館に行ってきました。

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いっちょ、ブリュってきた [アート的なアレ]

もう8月の話(!)になってしまうけど、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれていた『ブリューゲル版画の世界』に行ってきました。「雪中の狩人」という絵が大好きな、というかその絵しかオレは知らないピーテル・ブリューゲルの版画展。実際には他の人の版画作品も結構あった。

RIMG2483.JPG入場料が1400円と、この手の展覧会としてはちょっとお高めな気がしました。にもかかわらず、大変混んでおり。ブリューゲルって、そんなに人気あるの? あんまりメジャーじゃないような気がするんだけど。オレが分かっていないだけかしらん。

この日はあまりの暑さ、予想外の人出、そして魔界都市シヴヤの妖気によって体力を消耗し、実を言うと会場の中ほどにあったソファーでずっと休んでいました。ブリューゲルの版画を観る人たちを見るの巻。
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晃とAKIRA [アート的なアレ]

RIMG1959.JPGこないだの蒸し暑い日、東京・日比谷にある高橋コレクション日比谷という小さなギャラリー(?)にて、「誠がいく、尚がいく、晃がいく-ミヅマ三人衆ジャパンを斬る-会田誠+山口晃+天明屋尚」(現在は終了)を観てきました。もともと、山口晃の絵がすごく気になっていたのと、入場料が500円と安かったから。ゲヘヘ。

ボリューム的には、三人の作品がそれぞれ3~4点ずつと予想以上に少なかったけれど、山口晃の絵を初めて観れたから満足です。

なんかね、作品の雰囲気はよく歴史の史料集で見るような日本の中世の絵巻物風なんだけど、よーく見てみると馬とバイクが合体してる乗り物があったり、中世の職人風の人たちが現代のハイテクロケットを造っていたり…。正直意味が分からないです。でも、まるで漫画みたいな人物描写とか、そのハイテクっぽさ(?)がやたらと好みなんで気に入ってます。そう、ダジャレじゃないけど、山口晃(あきら)の絵を眺めていると、自分はいつも大友克洋の『AKIRA』を連想してしまう。ぜったい似てるんだってば。

RIMG2146.JPGたぶんこの三人の中ではいちばん有名であろう(とオレが勝手に考える)会田誠も、初めて本物の作品を観たよ。この人が描く女の子も、やっぱどことなく漫画っぽい気がする。気のせいかしらん。

天明屋尚という画家は、さすがになんちゃってアート好きのオレだけあって、このときまで知りませんでした。作品自体にはピンとこず、会社勤めを経て画家っていうのは珍しい経歴だなあと、ただ思った。

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むなかた [アート的なアレ]

東京・吉祥寺の武蔵野市立吉祥寺美術館にて「カガヤクシゴト 棟方志功展」(現在は終了)を観に行ってきました。世界的に有名な版画家、棟方志功の小規模な個展です。
こないだ見てきた「川上澄生展」の中でもちらっと棟方志功の作品が展示されていて興味をもったっていうのと、入場料が100円というのにつられてのこと。

RIMG1381.JPGあんまり詳しいことは知らないまま行ったのだけど、版画以外にも絵を描いたり陶芸をしたりと、いろんなことにチャレンジした人みたいね。
画風としては、川上澄夫がどちらかというとこじんまりした画風なのに比べて、棟方志功は豪快な感じ。焼酎飲んでガッハッハって笑ってそう。あくまでイメージです。

展示されていた作品の数は少なくてすぐに見終わっちゃったけど、むしろ疲れなくて良かった。併設されていた別の芸術家の個展も版画でなかなか興味深かったです。いま、版画が、熱い。主にオレの中で。
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いっちょ、スミオってきた [アート的なアレ]

RIMG1104.JPG東京・用賀(らへん)にある世田谷美術館にて「川上澄生:木版画の世界」(現在は終了)を観てきました。昭和の版画家、川上澄生の作品を集めた展覧会です。

やっぱりというか、いつも通りというか、オレが川上澄生という作家を知ったのはテレ東『美の巨人たち』を通じてで、彼の代表作「初夏(はつなつ)の風」を特集した回を観たときが最初でした。それ以来、すっかりファンになってしまって、けれども本物を拝む機会がなかなかなく、今回ようやっと念願かなった形です。

ここでちょっとズルっこして、美術館のサイトから川上澄生の略歴についてピーコさせていただきますね。
横浜に生まれ、東京で育った川上澄生(1895[明治28]-1972[昭和47])は、1921年、26歳のとき、宇都宮で旧制中学の教員になるとともに、本格的に木版画の制作を手がけるようになりました。その後、戦中戦後の4年ほどを除けば、他界するまでのおおよそ50年間を、一教員としてこの地で過ごし、その間、市井の一隅にあって日々の暮らしのなかから、そして遠く江戸期や明治期への憧憬、少年時代への郷愁のなかから、独自の画趣を紡ぎだし、ひたすら木版画の世界に刻みつづけていったのです。

RIMG1099.JPG川上澄夫の版画を好きな理由。
それは、生涯をかけて黙々と作り続けた作品に、共通した「こじんまり感」というか、手作業の匂いが感じられること。うーん、上手く書けないな。とにかく、その版画には、いわゆる作家先生の大仰さはなくて、近所のおじさんが彫ったような身近な親しみを強く覚えます。さらにその作風にある種の「切なさ」みたいなものがあるときてるから、セツナ好きとしてはこたえられない。
また別の理由として、ユーモアの精神があふれているところも大好き。「ギャハッハ」というような豪快な感じではなくて、一人でこっそり見てクスクスとニヤけてしまうようなユーモアがたまらないんです。

で、今回の展覧会にて初めて本物を見ることができたわけですけど、どれもやっぱり素敵だった。とりわけ、若かりしスミオがカナダに渡ったあと、アラスカの罐詰工場(!)で働いていたときに製作した『アラスカ物語』がすごく良い。異国の地にひとりぼっちで重労働。いったい何を感じて、何を思ったのだろう。

RIMG1277.JPG帰ってからなんとなく考えたこと。人が絵(あるいは作品)を見るとき、そのもの自体の美しさや技巧に感銘を受けることは大いにあると思う。でも、その絵を通じて作り手の息づかいや喜怒哀楽を感じたときに、また何か次元の違う喜びが見つけられる。これってとてもすごいことだ。みなさーん。いま、このおっさんが大変キモいこと書いてまーす。

左の写真が今回の獲物です。ほんとは売店にあるポストカードぜんぶ欲しかったけど、逼迫する財政事情のもと泣きながら厳選した4枚がこちら(左上から『へっぽこ先生』(自画像)、『初夏の風』、『虹(アラスカ物語)』、『星空の乾杯』)。それと、普段なら画集なんかは買わないのに、今回ばかりはどうしても、ね。

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【世田谷美術館】

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ヘアリボンにリベンジ [アート的なアレ]

なんか最近、オレごときがアートぶっててすいません。東京・木場の東京都現代美術館にて『サイバーアーツジャパン-アルスエレクトロニカの30年』(3月22日まで)を観てきました。いや、「観て」というより「体験して」きました。

RIMG0338.JPGこれはどんな催し物かというと、現代のデジタル技術とアートを融合させた作品を一堂に集めて…って分かんねえよ! 例えば、何年か前に話題になった岩井俊雄&ヤマハの「TENORI-ON」を実際に操作できたり、いま話題の3D映像とケンイシイがコラボした作品が観れたり…などなど。

そもそも、なんで行こうと思ったか。それは、数年前お台場のほうでやってた同じようなアート展で、あるストローを吸ったからです。はぁ!? そのストローの先は謎の機械につながれていて、例えばその機械にある「ジュース」のボタンを押してストローを吸い込むとジュースを吸っている感覚が、「ポップコーン」と押せばポップコーンを吸っている感覚がする(もちろん味はしません)という摩訶不思議かつ非常に楽しい作品でした。今回、それがまた体験できる! と期待して行ったものの、実際に展示されていたのは同じ作者の違う作品…。ああ、勘違いしたともさ!

ただ、それをさっぴいても、今回もじゅうぶん楽しい展覧会でした。
個人的なハイライト作品は、会場の真ん中らへんの広場にあった『まばたきの葉』。遠くから見ると、ぽつんと立った高さ数メートルの真っ白い塔。その回りいちめんに、なにやら白い紙切れがたくさん散らばっている。近くでそれを拾ってみれば、形は木の葉、でも表と裏の両面に人間の目(!)が描かれている。こりゃなんだろう…と思っているそばから、その木の葉が頭上にたくさん降ってきた!

他の人を見てみれば、地面に落ちたその紙切れ、あるいは葉っぱを一心不乱にかき集め、中央にそびえる塔の側面にある小さな吸い込み口に入れている…。すると、その紙切れあるいは葉っぱが塔のてっぺんから吹き出されていくのである! なんだ、なんなんだ、一体何の意味があるのだとイブかしみつつ、私も同じように吸い込み口に集めた葉を入れてみると…バサバサー。バサバサー。降ってきた! 葉っぱ様が我らに降ってきた! 地面に舞い落ちるそれらをまたかき集め、再び吸入口に入れ、塔に群がる人々は頭上に降臨する神(紙だけに)の使いを陶酔した眼差しで眺め、飽くことなく再び……こうして、ここに21世紀の新しい宗教が誕生したのである。

RIMG0339.JPGこれ以外にも、上述のTENORI-ONとか操作法がさっぱり分からなかったのに面白かったです。後から考えると、展示のボリュームがちょっと少なかったかなという気もしたけどね。あと、廊下(?)で井上雄彦のイラスト展もやってました。もちろん『スラムダンク』は面白いと思うし、『リアル』はオレにしては珍しく単行本を買い続けてるマンガではあるのだけど、最近の井上先生の持ち上げられっぷりは少しやり過ぎじゃないかしらん。

そうだ。東京都現代美術館といえば、前回『メアリー・ブレア展』で来たとき、常設(であるハズ)のリキテンスタインを観ようとしたのになぜか展示されていなかった(過去ログ宣伝厨)という残念な思い出も。
今回、ついでに常設展もチェックしてみると…ありました! ようやっと『ヘアリボンの少女』の実物を観ることが出来たよ。この美術館が数億円(だったと思う)出してこの絵を買ったとき、「なんでこんな漫画みたいな絵に大金を!」っていう非難も多かったらしい。『美の巨人たち』によればの話ですけど。そして、オレが実際に観たところでは…ワガンネ。絵の値段なんて、さっぱりワガンネ。ああ、やっぱり結局それですか。
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いっちょ、ルノワってきた [アート的なアレ]

「マタ、タダケン、ニマイアル。オマエ、イクカ」とのお誘いを受け、東京・六本木の国立新美術館に『ルノワール-伝統と革新』(東京では4月5日まで)を見に行ってきました。

SN3K0608.JPGルノワールと言えば…ルノワールだから…なんだろう…。印象派?でも印象派って正確に言うとなんだ?なんか、少女とか睡蓮だとかを描いたホンワカしたやつ?
という程度の知識しか例によってオレにはありませんでしたが、会場にはおそらく自分と同レベルの人たちがわんさかいたので安心。なにこの見下した感じ。とりあえず、『ハプスブルグ展』(過去ログ宣伝厨)のときと同じくらいの盛況っぷりで、大勢の人がぞろぞろと作品の前で行列しておりました。

率直に言うと、この展覧会を観る前と後とで、ルノワールの印象はさして変わりませんでしたし、衝撃を受けた、あるいは感銘を受けた絵というのもこれといってありませんでした。理由はもちろん例によってオレの目が節穴すぎるから。

ただ、収穫が二つありやんした。一つ目は、ある有名な画家の絵を一枚だけ見るのと、それがたとえ同じような絵であろうとも、生涯を通じて作品を見ていくのとでは、やっぱり後者のほうがいいなあということが実感できた点。というのも、たとえばルノワールはオレの中では「ボンヤリした絵の人」なんですけど、それがある時期から急にそうなったのか、それとも、いろいろな技法をマスターした上であえてその描き方を選んだのか、あるいは生涯ずーっとそのスタイルを貫き続けたのか…、それが分かるっていうのは、とても楽しい。「この人はやっぱりいろんな描き方が出来てぜんぶ上手いのに、あえてこういうやり方なんだな。なるほどー」っていう素朴な楽しさ。ていうか、難しい美術のことが分からないから、そうやって面白みを見つけるしかないッ!

今回のブツそして次にあげるのは、オレ固有の特殊事情かもしれません。
ルノワールであれピカソであれ、はたまた画家でなくともその人(や物)が有名であればあるほど、自分の中で「ああ、ルノワールね。はいはい」って、自分の目で確かめたこともないのに分かった気になってしまう傾向があって、そんな怠慢(?)を正してくれる一つのきっかけに、こういう催しものがなるのかもしれないと改めて分かった点。これが収穫の二つめです。

自分の好きな本の一つ、山形浩生という人の『新教養主義宣言』のまえがきの部分で、「自分の身の回りにあることは、すべてなんらかの意味がある。だから、適当に分かった気になるなよおまえら。あと、最初から知ることを諦めるのもダメだ」みたいな一節(かなり大ざっぱな要約だけど)があって、初めて読んだとき、それに軽く衝撃を覚えました。別にルノワール自体にそれほど興味がなくても、時を経てもこれだけ評価されているということは、そこに何かしらの意味があるのだろうし、そこを素通りするのはもったいない。そんなことをチラッと思ったべさ。ただ、その「何かしらの意味」とは…もちろん分かりません。

SN3K0611.JPG以前この美術館に来たときは気づかなかったのだけど、地下には、かのヤコブセン作「エッグチェア」「スワンチェア」が休憩用に用意されとりました。そして、1階にはウェグナーの椅子もどっさり。ひゃっほーい。

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パン・トン・テン! [アート的なアレ]

もう先月の話ですけど、かの「パントン・チェア」で有名なデンマークの家具デザイナー、ヴェルナー・パントンの作品展「ヴェルナー・パントン展」に行ってきました。東京・初台の東京オペラシティにて(現在は終了)。

パントンさんについては、詳しくはこちらを。家具の通販サイトですけど、分かりやすく説明してくれてます。
http://www.hhstyle.com/cgi-bin/omc?port=33311&req=DIR&code=de0124

SN3K0511.JPGていうか、まじすいません。「かの有名な~」などと、さも、みんな知ってて当然! みたいに書いちゃいましたけど、オレもパントンチェア以外は何も…。新聞でこの展覧会の紹介記事を読んで、なんとなく面白そうだなと軽い気持ちで突っ込んでみました。

実際のところ、ちょっとボリューム的に物足りなかったけれども、面白かったのは確かです。椅子に限らず、パントンさんの色んな作品が観られたし、特に「ファンタジー・ランドスケープ」という、部屋まるごとがひとつの作品になっているところは思わずはしゃいでしまった。はたまた、短い映画の上映もしていたんですけど、そのフィルムの内容うんぬんよりも、美術館の一室で、みんなが地べたのカーペットにごろんと横になって一緒に鑑賞してるっていう雰囲気がなんとも言えず不思議。

はー、昔はこういうデザイナーの名前を語ってる人を見ては、「プププ。はいはいイームズイームズ。オシャレオシャレ」とかあざ笑ってたのに、いつのまにか向こう側へ転向してました。人間わからんものです。そもそも最初からバカにすんなよ。


東京オペラシティ


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いっちょ、ハプスブルってきた [アート的なアレ]

「タダケン、ニマイアル。オマエ、イクカ」というお誘いを受け、東京・六本木に『THE ハプスブルグ(ハプスブルグ展)』(東京では終了)を観に行ってきました。もちろん、ハプスブルグ家については「昔の金持ち」以上の事前知識はありません。

SN3K0470.JPGまず、会場の国立新美術館に初めて入ったわけですけど、えらくきれいなところですね。外観からして金かかってんなーという印象。この日は入場制限こそなかったものの人出が多く、そのせいでロビーの雰囲気もだいぶ違っていたかとは思うのですが、美術館内部もかなりオシャレな作りでございますこと。おほほ。本音を言うと、もうちょっと地味というか落ち着いた感じのほうが好きだ。
SN3K0489.JPG肝心の『ハプスブルグ展』。内容としては、ハプスブルグさんちが長年に渡ってしこしこ集めた美術品(主に絵画)を、イタリアやスペインなど、その作者の出身国ごとに展示したもの。

この日は週末ということも手伝って大盛況だったので、各美術品の前は押すな押すなの大行列(ちょっと言いすぎかも)。あんまり落ち着いて観られる状況ではなかったです。そんな中ぼんやりと考えたのが、やっぱり中世の絵画っていうのはモチーフとしてキリストが描かれていたり、なんらかの宗教的な色を帯びているものが多いなあということ。

翻って現代。果たして、画家が一様にテーマとして選ぶようなモチーフは存在しているだろうか。いや、「神は死んだ」この今にあって、そのような普遍的な題材などがそもそもありうるのだろうか。われわれはとうの昔に消滅した共同体を諦め、個々が隔絶し、その果てに自我すらをも疑い始めている中にあって、しかしだからこそそうした絶対的な存在すなわち人間を超越しくぁwせdrftgyふじこlp……はあはあ。み、水を…。とりあえず、ちょう込んでたッス。これこそ真理。

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SN3K0474.JPGギロッポンなんて恐ろしいところはめったに行かないので、ついでに東京ミッドタウンちゅうとこにも初めて入ってみたところ、値段が100万オーヴァーのベッドが普通に売られているのを見たりして、都会の怖さを再確認できました。あんなのにそんな大金出すんだったら、ちょうカッコいいスタンダード・トレードのベッドを10台買いますわい。

3枚目の写真は地下鉄構内のポスターで、「医学と芸術展」だってさ。ちょっと面白そう。


国立新美術館


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いっちょ、ブレってきた [アート的なアレ]

SN3K0317.JPGおしゃれ女子でえらく賑わう中、『メアリー・ブレア展』(現在は終了)を観てきました。ディズニー社でイラストレーターとして活躍したメアリー・ブレアという女性の作品を集めた展覧会です。場所は東京・木場の東京都現代美術館にて。

行く前は、ディズニーディズニーしていて、はいはい可愛い可愛い良かったねー的な中身を想像していたものの、実際はちょっと違っていました。確かにそういう展示もしっかりとあったんですけど、それよりももっと幅の広い、メアリー・ブレアという女性が生涯どのような関心をもって、またモチーフがどのような変遷をたどったのかがよく分かる、ボリューム満点の催しでした。
それと、メアリーさんの旦那さんやその兄弟もまたイラストレーターだったようで、彼らの作品も少なからず見ることが出来ました。旦那さん、ちょう上手ぇー。

レモネード・ガールおおざっぱに言うと、ディズニーに入社する前、あるいは入社したての頃の画風が好みです。水彩でサラリと描かれた風景画や人物画が良い。後期(っていうの?)も確かにすごいんだけど、まさにプロフェッショナルな香りがプンプンで、隙が無い感じ。ただ、右の写真(「レモネード・ガール」(さ、撮影可の場所で撮ったんだからね!))でも分かるように、現代でもガンガン通じるような作品を数十年前に描いていたっていうのはすごいス。

晩年はアルコールに溺れてしまったという説明がありました。そのころの作品は、やはり少しずつ寂しげな影を帯びていった…というのはこちらの思い込みかな、きっと。

大人気のメアブレを観終わって、同じく東京都現代美術館の常設展(『MOT 夏の遊び場 ―しりとり、ままごと、なぞなぞ、ぶらんこ』)もチェックしてきました。こっちはガラガラ…。まあ、閉館時間が迫っていたというのもあったのだろうけどもね。

リキテンスタイン.jpg この数ヶ月前、テレ東系『美の巨人たち』(またか! お前はまたそれか!)で、ロイ・リキテンスタインの『ヘアリボンの少女』を特集した回をやっていて、それがこの美術館所蔵なものだから、実物を観ることができると楽しみにしていたのです。どちらかというと企画展よりもこっちに期待していたぐらいで。10年ぐらい前に来たときにも観たような気がするけど、やっぱ"美の巨人たち効果"ですげえ作品に思えるんじゃないかと。
ええ、権威に弱い小市民です。「自分の目」を持たぬ愚か者です。ヒャッホーイ。

上田薫.jpgと・こ・ろ・が!
天井からぶら下がる巨大なコンドーム状の何かや、なんのヘンテツもない木箱に見えるけど耳を近づけると中から「カチカチ」という時計の音が聞こえる何かをかいくぐって探せども探せども、リキテンスタインが見当たらない。オレのリキは一体いずこへ…。
だんだん不安になり、学芸員のお姉さんに「あのー、リキは何階に…?」と尋ねると、「今回、リキテンスタインは展示していないんですよ。本当に申し訳ありません」とのお返事。m9(^Д^)プギャー

ただ、負け惜しみではないけれど(ほ、ほんとだよ!)、昔なぜか気になっていた森村泰昌や、そのインパクトのあまり美術の教科書でガン見した記憶のある上田薫の作品を初めて見られたのは嬉しかったです。両方とも想像よりずっと大きくてびっくり。

…初めて観ることができた念願の作品を前にして、感想が「大きくてびっくり」ですか。とりあえず文章教室の入会チラシもらってこい。ダッシュで。


東京都現代美術館


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麗子かわいいよ麗子 [アート的なアレ]

千葉の佐倉市にある川村記念美術館に行ってきました。「こ、こ、この展示がどうしても見たいんだッ!」というわけではなく、よくある美術館ガイドみたいな本で「とっても綺麗な美術館」と紹介されていて、その施設を一度この目で見てみたいものだなぁと思っていたのです。

SN3K0231.JPG都内からバイクで東関東自動車道をブイーンと暴走すると案外すぐに目的の佐倉インターチェンジに、それから田園に囲まれたのどかな道をとことこ10分ぐらい走ると、うっそうとした森に囲まれた美術館に着きました。建物のまわりの庭園や散策路も自然豊かで綺麗だったし、美術館自体も外から見る以上に広く、明るくて良かったです。

手元にあるパンフレットをもとに書かせていただくならば、シャガールやモネ、ルノワールなどの「いかにも」な西洋画や、ポロックやマーク・ロスコなどの現代っぽいやつ、フランク・ステラ(この人知らなかった)のインスタレーション(っていうの? なんかデカくてトンチキなやつ)などなどからなる常設展と、今月23日(火)までやってる企画展“「4つの物語」コレクションと日本近代美術”というのをじっくり観てきました。

常設展のほうでは、マグリットの絵が見ることが出来て楽しかった! それと、初めて見たジョセフ・コーネルという人の作品がなにやら妙に心に残ってしまって、お土産コーナーで絵葉書を買ってきました。小さな木製のきったない箱の中に、雑誌からの切抜きやらでコラージュがしてあるという。なんじゃそりゃ。それと、この美術館イチオシであろうマーク・ロスコの巨大壁画たち。ぜんぶ真っ赤。インパクトはあったけど、もちろん意味は分かりませんでした。

企画展のほうも有名な作家・作品が多く展示されていて、岸田劉生の『麗子座像』を初めて見ました。そう、あの教科書に載ってる怖いやつ。でもね、このときの麗子は怖くなかったです。むしろ、ほんとにかわいらしい感じがした。何ヶ月か前の『美の巨人たち』でもやってたけど、麗子像は何枚も描かれているみたいで、教科書に載せるのはこっちにすればいいのにって思った。

SN3K0299.JPGそれにしても、こういう美術館内で書かれている解説の文章。意味分からなすぎて面白い。
「この作品の緊張感あふれる構図と色彩表現をもってして、現代において失われつつある身体感覚をわれわれに提示してくるのです…」(※適当な創作文です)とかなんとか言われても、オレのボンクラ頭には文意がさっぱりで、分からなさが一周してむしろその解説文がもつ不思議っぷりにゾクゾクしてくる。大興奮です。おーい、ここに変態がいるぞぉー。

ちなみに、この写真に写っている右側の絵葉書がジョセフ・コーネルという人のコラージュで、左側は鏑木清方という人の日本画。

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SN3K0236.JPGこの美術館に行ったあと、同じ佐倉市内にある「国立歴史民俗博物館」にもほんとは寄ろうと思っていたのだけど、昼飯に食べた美味しい本場インド仕込みのカレーを白いシャツにこぼしたりしてるうちに時間がなくなり、またの機会ということに…。
参考:http://r.tabelog.com/chiba/A1204/A120402/12000847/

そしてその夜、印旛沼で花火を見ました。休耕田に座って眺める花火は、打ち上げ場所から近くて大迫力だったよ。正直、しょぼいのかもなぁとあんまり期待してなかったんだけど、なかなかどうして。たまげました。たまやだけに。
ところで、携帯でいっしょうけんめい撮った写真が、ショートして火災を起こしている電車の架線にしか見えないのが悲しい。美術館がどうこうぬかす前にぃ、われぇ、デジカメ買えやぁ、おう!?


川村記念美術館


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