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へびをふむをよむ [読んだ本 / 好きな文章]


蛇を踏む (文春文庫)

蛇を踏む (文春文庫)

  • 作者: 川上 弘美
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 文庫

また例によって半口開けながら暇つぶし用の本を探していたときに、古本屋で何となく目にとまった一冊。作者も知らないし、特段好きそうなテーマでもなかったけれど、最近新しめの人(?)を読んでなかったし薄くて読みやすそうだしって軽い気持ちで買って読んでみたらアラ面白い! いや、面白いというよりは、その文体ないし筆力にびっくりしたというほうが正確かな。短編が3つ収められていて、そのどれもがファンタジーっぽいというか非現実的な部分が混じっているのだけど、現実と非現実の境目がすんごい曖昧。話を読んでいて、こちらが気づかないうちに「向こう側」に連れていかれていて、そのタイミングは下手すると一文の途中で切り替わっている。しかもシームレスに、きわめてなめらかに。いま気取った横文字使っちゃった、サーセン。ともあれ、そう、「なめらか」っていう言葉がぴったりで、この人の書く日本語すげえス。なにか賞でも獲っていないのかしらと思うと、第115回芥川賞を受賞。やっぱりね。つうか、芥川賞のことは裏表紙に書いてあったから買う前から知っていた。再度サーセン。改行せずに読みづらくて、みたびサーセン。

モア・ザン・ヒューマン [読んだ本 / 好きな文章]


人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)

人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)

  • 作者: シオドア・スタージョン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1978/10
  • メディア: 文庫

「電車とかバスの中で他人がカバーをかけて読んでいる本が何なのか気になる」という、キモすぎる自分の粘着体質をこないだ告白しましたけど、さらに言うなら、ある作品の中で出てくる本っちゅうのも気になる。例えば、確か松本大洋の漫画『花男』の中で、主人公の少年が中勘助の『銀の匙』を読んでいるっていうコマがあって、それをきっかけに『銀の匙』を読んでみたことがありました(ただし途中で挫折(いつかもう一回読んでみるかも))。

DSC_0088.JPGこの『人間以上』もそうで、昔すごく流行った『ドラゴンヘッド』という漫画の中で、登場人物の一人(確か脱走してきた自衛隊員)がこの本を読んでいるというコマを見たのがきっかけで、その漫画を愛読していた当時に買って読んでみました。けど、これまたやっぱりわずか数ページで放り出したのを覚えています。文体にどうしても馴染めなくて。

ただ、それを売り飛ばすことは無しに部屋のダンボールに監禁&放置プレイ、長いあいだ気になる存在ではありました。だってこの表紙だよ?アマゾン様のアフィ画像によると、いま売られている版はアニメチックな絵に替わっているみたいだけど、旧版のほう、ヤバすぎでしょ。古本として売ったら確実に呪われる。

ここで裏表紙からあらすじを飲尿、ちがう、引用。
「悪戯好きの黒人の双生児、生意気な少女、発育不全の赤ん坊、そして言葉さえ知らぬ白痴の青年。かれらは人々から厄介者として扱われていた。しかし、かれらはコンピューター顔負けの頭脳、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーションなどの能力をもつ超人だったのだ!それぞれが無駄に使っていた超能力も五人が結集すれば、人類を破滅にみちびきうるほどの恐ろしき力となるのだ……。ミュータント・テーマの傑作長編」
ということです。ふー。

そして今回。『ドラゴンヘッド』を読みふけっていたあの頃から約10年の時を経て、古今東西のあらゆる書物、否、目に入る文字という文字を貪欲に吸収し、日夜研鑽を積んだビキ夫の読書力は飛躍的に向上し…てなかった! やっぱ、ちょう読みづれえ!

いちおう3部構成になっていて、その第1部の前半ぐらいを耐え忍ぶと結構面白くなってくる。続く第2部でさらに読みやすくなる。そして期待に胸をふくらませつつ第3部に突入すると、これまたチンプンカンプン! 最後は字面を目で滑らせる感じになっていて、内容を楽しむ感じではほとんどなかった。くはー、手強い。

読みにくい理由を考えると、いくつか思いつく。専門用語や独自の概念が出てくるSFっていうジャンルの特殊性とか、翻訳した本であることとか、日本語の初版は1978年らしいけど英語で書いてあるコピーライトを見ると「1953」とあってかなり古いこととか、そして、もちろんオレの読解力が低すぎることとか。とにかく文章がすんなりと頭に入ってこない。ガックンガックン進む車の助手席に乗せらているみたいで、お・お・お、このく・るまの、も・く・てきちはどこ・かね、きみ、も・うすこ・し、すむ・ーず・に、くら・っち・を・つな・い・でく・れ・たま・え。オエーッ。

ダークなSFは結構好きです。だから、好物のテーマなだけにもったいないなあ(何様!?)と思いつつ、一応最後まで目を通したよ。おんなじハヤカワの、おんなじ翻訳本の、発行がおんなじぐらい古い『1984年』を昔読んだ時は、読みづらいという印象は全くなかったように思うから、時代性とかジャンル固有の問題ではないかもね。たぶん自分のせいッス。読書力と読解力をもうちっと磨きたいですわー。どっかに研磨剤売ってないでしょうか?

いつか別の著作も読んでみたいな [読んだ本 / 好きな文章]


パッチワーク・プラネット (文春文庫)

パッチワーク・プラネット (文春文庫)

  • 作者: アン タイラー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 文庫

たまに乗る「電車」なる交通手段において、あるいは同じくたまに乗る「バス」なる交通手段において、一緒に乗り合わせた周りの人がカバーをかけた本を読んでいるのを見ると、その中身が何なのか無条件にすごく気になるんスよね。その人の外見から勝手にその読書の好みを想像して、真面目そうな顔してるからきっと難しい本読んでんだろうなとか、可愛い子を見れば恋愛小説でも読んでいるのかなとか。なにその決めつけ。とにかく、目的地までの数十分間、私はイヤらしい視線を他人のブックカバーに向けながら、そんな妄想に一人ふけっているのです。変態ですね、わかります。

で、その延長(?)として知り合いが読んでいる本というのも気になるタチで、この本もそう。その昔に友だちが読んでいるのを見て、あらすじだけ読ませてもらったら少し気になって、本のタイトルと作者名をケータイにメモ、数年ごしでたまたま古本で見つけたので読んでみた。おまえ寝かせすぎ。

こないだ感想を書いた『夜になると~』とは違って、これは短編集ではなく普通の長編でしたけど、ぐいぐい読まされちゃった。身も蓋もない言い方すれば、冴えないオッサンのグズグズした内面が延々と描かれる本で、なるほど、すごくつまらなそうな話に聞こえるわりに、実際はアラ面白い。筆者のアン・タイラーっていう人を全く知らなかったけど、なめらかで上手い文を書くなあと思った。それともあれかしら、読んだ人がグズグズした内面をもつオッサンだったから面白いと思えたのかしら。たぶんその両方だわさー。

また短篇集を読んじった [読んだ本 / 好きな文章]

夜になると鮭は… (中公文庫)

夜になると鮭は… (中公文庫)

  • 作者: レイモンド カーヴァー
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1988/01
  • メディア: 文庫


DSC_0083.JPGいったいいつ、どういうきっかけで買ったのか分からない本が段ボールの中から出てきたから読んでみましたのコーナー。

たぶん、レイモンド・カーヴァーっていう名前を「本好きがあげる好きな作家」としてよく聞くから一冊ぐらい試しに読んでみるかあ程度の動機で古本を買ったんだと思う。あと、村上春樹が訳してるってことは一応それなりの作家さんなのであろうみたいなことも考えたはず。

ふん、どの短編もなんていうことのない些細な出来事を描いているから、決してドラマチックな華やかさはないけれども、しみじみ読ませるじゃないのさ。あんまりギトギトしてない感じが好きな人は気に入りそう。

この記事を書いている現在、なぜかアマゾンの銭ゲバリンクにおいて画像が出てこないから自分で撮るものであるなり。

秋がちかいね [読んだ本 / 好きな文章]


インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日

インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日

  • 作者: 中村 安希
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/11/13
  • メディア: 単行本

暇があれば自室に引きこもり、変な家具作りのために木材をシコシコ削っているか、エロビデオを見ながら別のところをシコシコこすっているか。その残念な2択しか持ち合わせていない自分にとって、この本は対極的な内容ッス。すなわち、20代の女性がザックひとつでユーラシア大陸からアフリカ大陸までを2年ちかくかけて横断するっていう無茶な旅行記。何年か前に新聞の書評欄で気になっていた(おまえいっつもそれだな!)から読んでみた。

なんたって、そのバイタリティ、ハングリーさに驚いた。話だけ聞くとまるで絵に描いたような貧乏バックパッカーかと思うでしょうけど、まさしくその通り。北川景子のCMみたいに、うら若き女性がするような(?)スマートでオシャレな旅とは100kmほどかけ離れていて、汗まみれの泥まみれ。肉体的・金銭的に危ないシーンもいくつか。そういった旅の道程で、筆者の中村さんが何を思い感じたのかがわりかし、いや相当に内省的な雰囲気で書かれています。総じて、けっこう面白かった。

これは読み始めてすぐに感じたことで、この人すごく頭でっかちなんだなあと強く思う。つまり、旅の概要だけから考えるとえらく無鉄砲な性格なのかしらと思うけど、むしろその逆で、なんでも自分で見て自分で考えて納得しないと先に進めないタイプなのかなと。そしてそれは若者特有の青臭さと言えなくもないけど、それを隠さず、変にカッコつけようとせず、考えたままを書こうとする姿勢に好感をもったよ。

確かに文章はぎこちないとこがある(とか言えた義理じゃないけど)。ちょっと回りくどいなという部分もいくつかあった。アマゾンのレビューにあるような「自意識過剰」という印象もすこし受けました。あと、なんでアジア・アフリカなのっていう。最初から"途上国で貧しくともけなげに生きる子供たちの真っ直ぐな眼差しがどうのこうの"みたいなの書きたかったんちゃうんっていう。

でも、読み進めるうちに、そのぎこちなさ、回りくどさこそ筆者が自分の考えたことを真摯に書こうとしている証なのかもしれないなと思って、その書き方が苦にならなくなった。スマートに書こうと思えばいくらでも書けるはずですもの。言葉にならないもどかしさみたいなものをなんとか伝えたいというもがき(?)みたいなものを感じたよ。そして、旅をする場所はやっぱりアジア・アフリカで良かったと思う。仮にその旅の目的が「自分を見つめること」だとするなら、自分が住んでるとこと同じような場所へ行くよりは、全然違う世界を見に行ったほうがいいもんね。変にかんぐってごめんなさい。だもんで、2つの大陸を股にするこの人の旅と成長を見守るような心持ちで最後まで読み終えました。市内から出ることすら億劫がっているおまえがどこから目線じゃい。

表題作もなかなか爽やかでした [読んだ本 / 好きな文章]


幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)

幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 文庫

前に読んだ『第四解剖室』の分冊…っていうの? すなわち、アメリカでは2002年に一冊の短編集として出版されたのが、ここ日本では2冊に分けられたってこと。おーわーかーりー?(なぜか怒ってる人)

この『幸運の~』には7つの話が収められているけど、「道路ウイルスは北に向かう」っていう、あんまり面白くなさそうなタイトルのついたホラーがずば抜けて面白かった! ガレージセールで偶然に手に入れた、とある「絵」にまつわる恐怖のお話で、特に斬新な展開を見せるわけでもないのに、その古典っぽさっちゅうかベタっぽさっちゅうか、いかにもありそうなホラーをちゃんとここまで描けるのは、やっぱキング先生っすなあと変に感心しちゃった。上述の『第四解剖室』と合わせた13編の中でいちばん気に入りました。ちょびっと残念なのは、冒頭にキング自身による短い解説があって、その中でネタバレ(と言えなくもないこと)を述べちゃっている点。たいした違いはないかもしれないけれど、できれば話の後にのっけてくれたら良かったのに。これから読むおまえらには、スティーヴンの前書きをぜひ後回しにすることをオススメします。

最後のやつが特に好きだナ [読んだ本 / 好きな文章]


猟銃・闘牛 (新潮文庫)

猟銃・闘牛 (新潮文庫)

  • 作者: 井上 靖
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1950/11
  • メディア: 文庫

『しろばんば』を読んで、感動のあまりオレが圧倒的に打ちのめされた井上靖先生。その初期作品を3つ収めた文庫本でごわす。

社会的にある程度の成功をおさめた男性が不倫をして、相手の女性・その娘・自分の妻から受け取った計3通の手紙で真相を明らかにする「猟銃」。新聞社の社員が、戦後まもなくの混乱期に社運をかけて闘牛大会を成功させようと四苦八苦する「闘牛」。家族から頑固じじい扱いされてカチンときた老学者が発作的に家を飛び出し、因縁のある湖畔の旅館で家族の思い出を回想する「比良のシャクナゲ」。

どう考えても、30代以降の脂ギッシュな、あるいはその脂さえ渇れてしまった年代の男性をターゲットにしていそうな話ばっかりだったけど、いつも顔面テカテカさせてるオレにとっては、やっぱり面白かったです。もちろん主題が主題だけに、『しろばんば』でいちばん印象的だったみずみずしさとか爽やかさはほとんど感じなかったものの、そこはヤスシ、読ませます。ほの暗い心の襞(ひだ)みたいなのを書かせたら、やっぱうめーなー。

原題が"The Forever War"で、なかなか良い邦題だなとおもつた [読んだ本 / 好きな文章]


そして戦争は終わらない 〜「テロとの戦い」の現場から

そして戦争は終わらない 〜「テロとの戦い」の現場から

  • 作者: デクスター フィルキンス
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 単行本

2001年の同時多発テロ以来、混迷する世界と複雑化する国際関係ならびにわが日本政府の対応をひたすらに検証し続けている当ブログとしては、この本を看過できようはずがない。

っつうのはいつも通りの冗談だとして、何年か前に新聞の書評欄で気になったので、市の図書館から借りてやっとこさ読んでみた。内容としては、新聞社に属するアメリカ人ジャーナリストがアフガニスタンとイラクで展開する米軍に従軍して、戦地の内情をルポったもの。ページ数から言うと、アフガン2割:イラク8割で、後者に力点が置かれてます。

政治家や一介の米兵、米軍の交戦相手つまり現地のアフガン兵やイラク人にインタビューをねっとり繰り返して、そこで繰り広げられる戦争を内側から多面的に掘り下げようとしてる。その組み立てがカチッとしてるわけではなく、だから、これを読んでも戦争の全体像が分かりやすくバシッと理解できはしないとたぶん思う。むしろ、読後感としてはモヤモヤとした印象。でも、それは決してネガティブな意味ではないです。

アメリカ軍とイラクやアフガンの武装勢力、それぞれが何のために戦うのかについて、個別的・部分的には分かる。けれど、じゃあ全体としての構図というか、分かりやすい枠組みみたいなものは見えてこなくて、まさにそここそが世界大戦以前の「典型的(?)戦争」とイラク・アフガン戦線とが全然違う部分なんだなというのを強く感じました。また何言ってんのかよく分かんない文章ですね、すんません。かくなるうえは、本文を引用してお茶を濁し、至急その記事から脱出する作戦を展開せよ。ラジャー。

 戦争が長引くと、米軍の将校は略称を使いがちになる。たとえば“AQI”(イラクのアルカイダ)とか“AIF”(反イラク勢力)など。私たち記者も同じで、“武装勢力”や“ゲリラ”など、特定の勢力が特定の軍服や旗を掲げているような言い方を使う。そんな勢力など存在しないのに。武装勢力とはイラク人のことだ。イラク人が武装勢力なのだ。彼らは戦うこともあるが、戦わない残りの時間は、他の人々と同じように何もしないでただ立っている。
 それは米軍をいらつかせる。村々を捜索していると、道路脇に立つイラク人を見つけることがある。その男は、部隊が通り過ぎる時間と速度を記録している。間違いなく武装勢力のために。しかし、何もしないで立っているだけの男を撃てるだろうか。屋根の上にいる男を見つけることもある。男は15メートル先にいて、部隊のルートを追跡記録しているのだ。武装勢力は影に隠れて潜伏しているわけではない。彼らは影そのものなのだ。軽やかに、光と共に移動する影なのである。
 目撃者は絶対にいない。運よくイラク人から答えを引き出せたとしても、判で押したように、ミサイルを撃った連中は、もしくは爆弾を埋めたやつは、屋根から銃撃した男たちは、別の場所から、村の外から、外国からやって来たのだと言う。向こうの左に見える三番目の家の男がやったんだ、と具体的に教えてくれる市民はめったにいない。
 イラク人が嘘つきだと言っているのではない。嘘をついて当たり前なのだ。米軍の信頼を勝ち取ること以上に、彼らにも事情がある。米軍が帰っていったあとも、彼らはそこで暮らしていく。彼らも生きていかねばならないし、子供たちのことを考えなければならない。イラク人にとって、米軍の中で暮らすのは、二重生活をするのと同じだ。米軍の期待に応える生活と、米軍が故郷に戻ったときから始まる本当の生活。それを考えて暮らさなければならないのだ。

「あめ玉ください」 [読んだ本 / 好きな文章]


麦ふみクーツェ (新潮文庫)

麦ふみクーツェ (新潮文庫)

  • 作者: いしい しんじ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 文庫

前に人からせっかく貸してもらったのに読む時間がなくて、そのまま返してしまった本。でも、やっぱ気になって、いまさら自分で買っていまさら読んでます。したら、すっごく面白い。
以下、あらすじを知らない人には何のことやらちんぷんかんぷんだろうけど、ぼくはそんなことお構いなしに、好きな場面(好きな文)を引用してやるんだ。このシーンは特にギュッときた。

「くやしいぜ。おれがあのようすを、みごとなマーチなんかにして、きかせてやったならさ、みんなのおんちがふきとぶんじゃないか、って、おれ、なぜかそんなきがするんだよな。マーチでなくともいい。なにかひとつ、さえたみじかいメロディだけでいいのかもしれない。そうすればきっとみみがとおる。みんなもともと、おんちなんかじゃないんだからさ。あれは、たぶん、せいしんてきなストレスからきてることなんだよ」
「難しいことば、知ってるんだね」
「いやいや」
と用務員さんは真っ赤になり、「どんなこむずかしいことばしってようが、きょくがうかばねえんじゃどうしようもねえ。おれ、まちのみんなにずいぶんせわになってきたよ。ねこ(※主人公の名前)、おまえのじいさんにもな。おれだけ、ねずみのあめかぜにも、へいちゃらだった。わるくってな。おれ、おんがえしがしたいんだよ。まちのみんなに」
そして猿みたいな笑い顔になって、
「でもな、おんがくが、ぜんぜんうかばねえのよ」
あの表情はたぶん、泣いてたんだと思う。
本書112ページより

『時代屋の女房』と間違えちゃダメ、ぜったい [読んだ本 / 好きな文章]


質屋の女房 (新潮文庫)

質屋の女房 (新潮文庫)

  • 作者: 安岡 章太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1966/07
  • メディア: 文庫
安岡章太郎である。芥川賞受賞作家にして島尾敏雄、吉行淳之介らと並んで第三の新人と呼ばれた一人である。
とか書いてみたものの、この人のこと、読む前まではほとんど知りませんでした。なんとなーく名前を聞いたことあるかなあレベル。これは短編集ということで、長編ほどの億劫さはないもんだから本当に何の気なしに読んでみたら、かなりの切れ味で面白かったです。

時代としては戦中ないし戦後すぐぐらいの話が多い(初版発行が昭和41年)。そして、たいてい大学生ぐらいの若者が主人公。やっぱり、この年代の男っつったら、今も昔も頭の中はアレばっかりなのね。受験が迫ってんのに、徴兵されるかもしれないのに、気になるのはアレばっかり。同級生のあいつは童貞を捨てたのかッ!? 玉ノ井(※かつての私娼窟)ってどんなとこッ!? ああ、気になってしょうがないけれど、実行に移す勇気も持ち合わせずッ! そういう、鬱屈した思春期のイカ臭さを巧みな筆で描写していて、ぐいぐい読ませる。文体が不思議と昔っぽくないんよね。まあ、いちおう昭和だし、そんなに昔でもないからか。とにかく、不思議なエロさを感じさせる表題作の「質屋の女房」と、負傷した元・軍人が役所に恩給もらいにいってあれこれ卑屈になる「陰気な愉しみ」っていう話が特に面白かったな。

ところで、「第三の新人」について。オレはかつて(また自分語りが始まったヨ!)遠藤周作を読んでいた時期がセイガクの頃にありました。友だちのお父さんに「きみは『海と毒薬』(※遠藤周作の代表作のひとつ)なんて読んでいるのか。すごいなあ」という言葉を褒められたものと勝手に勘違いして、『白い人・黄色い人』『沈黙』など、シューサクの代表作を続けて手にとっては、"日本における神の不在"とは…なんて難しいことを考えている自分カッコいいと考えている、非常に痛々しい季節があったのです。思春期だもの、仕方ないわよねウフフ。

で、その遠藤周作にまつわるキーワードとして第三の新人というフレーズをチラッと耳にしたことがあって、今回久しぶりのご対面となったわけです。かつて作品を読んでいた頃は「純文学を読んでいる自分」に夢中だったので、そういう文学史的なことはもちろん関心がなかった。だから、あらためて考えるに、第三って何さ? 一と二はどこいっちゃったの? 例によってウィキペディア先生によると、
「第三の新人(だいさんのしんじん)は、1953年から1955年頃にかけて文壇に登場した新人小説家を、第一次戦後派作家・第二次戦後派作家に続く世代として山本健吉が命名したもの。安岡章太郎・吉行淳之介・遠藤周作などを代表的な作家とし、第一次・第二次戦後派が本格的なヨーロッパ風長編小説を指向したのに対し、戦前の日本において主流であった私小説・短編小説への回帰をはかったところに特色がある。

なお、遠藤周作にはキリスト教(カトリック)~というテーマがあり、他の第三の新人らの傾向とは大きく異なっていた、という趣旨のことを安岡章太郎が語っている。同じことを、第三の新人とともに数々の仕事をこなした大久保房男も言っていて、厳密な意味では遠藤~を外す見方もある。」
とか書いてある! ひょへー。シューサクは下手すると第三の新人じゃないかもしれないのか。知らなかった。

ちなみに、同じくウィキペ先生によると、「第一~」にあたるのが1946~47年に登場した野間宏、椎名麟三、梅崎春生、武田泰淳、中村真一郎、埴谷雄高、大岡昇平らで、「第二~」が48~49年に登場した三島由紀夫、安部公房、島尾敏雄、堀田善衛、井上光晴ら…なんだってさ。ふへー。

アダルト専用 (いやらしい意味でなく) [読んだ本 / 好きな文章]


錦繍 (新潮文庫)

錦繍 (新潮文庫)

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1985/05
  • メディア: 文庫

人から勧められて読んでみた一冊。したら、なかなか面白かったです。はじめに、オレのテル歴をちょっと書いてもいいですか? ああ、勝手にしろよ馬鹿野郎ですよね。すいません。

あれは確か大学受験のための模試でした。国語の問題文として出された小説を、「ヘンサチ上げなきゃッ! ヘンサチ上げなきゃッ! グギギギー」と18歳の受験マシーンすなわちオレが血まなこになって読み進めるとアラいやだ、このお話ったらなんだか面白い。文末には、"出典・宮本輝『ホット・コーラ』"とありました。もちろんその日の模試もさんたんたる有り様ではありました(ついでに言うとその数ヶ月後の受験本番でも第一志望に落ちた\(^o^)/)が、その「ホット・コーラ」なる短編が収録されている文庫本(『真夏の犬』)を模試の帰りがけに買って、やっぱりそれが気に入ったから、そこから1~2年間ぐらいに渡って代表作っぽいものをちょびちょび読んでました。『青が散る』とか『幻の光』とか『春の夢』(土田世紀が描いた漫画版も良いネ!)とか…。で、この『錦繍』にて、久方ぶりにテルることとなったわけです。ふー、すげえどうでもいい。

この『錦繍』は書簡形式というのでしょうか、かつて夫婦だった男女が思いも掛けない場所で偶然再会し、離婚してからのいきさつ、あるいは結婚している最中の真実を手紙のやりとりの中で明らかにしていく…というスタイル。もと夫も、もと妻も、どちらもおよそハッピーとは言い難い現実を抱えていながら、かつての伴侶に手紙を送り、それを読み、返事を書くことによって結果的に自分の実情を見つめ直すことになる。その過程がテル一流のきめ細やかさ・爽やかさをもってして描かれていて、実にオトナの本でした。ほろ苦なんだけども、なにより読後感がすがすがしくて良いッス。
タグ:宮本輝 錦繍

こすい人たち [読んだ本 / 好きな文章]


青べか物語 (新潮文庫)

青べか物語 (新潮文庫)

  • 作者: 山本 周五郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1963/08
  • メディア: 文庫

既読・未読問わずに文庫本を放り込んである段ボール箱をのぞいてみたら、身に覚えのない本が入っている。古いけれどそんなに長くもなさそうなので、なんの気なしに読んでみると、最初は独特の語り口や登場人物たちの方言のせいで読みづらくはあったものの、すぐにそんなことは気にならないぐらい『青べか~』の世界に引き込まれた。そういった不思議な魅力をもつ作品で、かなりのパンチ力でした。山本周五郎の本を読むのは恥ずかしながら初めて。だから、これが山本さんのスタンダードなのかは分からん(確か時代小説が得意なんだよね?)けれども、相当な筆力ですぜェ。

例によってあらすじは新潮文庫の裏表紙に業務委託する方向で。
根戸川の下流にある、うらぶれた浦粕という漁師町をふと訪れた私は、"沖の百万坪"の呼ばれる風景が気にいり、ぶっくれ舟"青べか"をテもなく買わされてそのままこの町に住みついてしまう。やがて"蒸気河岸の先生"と呼ばれるようになった私の眼を通して、およそ常識はずれの狡猾さ、愉快さ、質朴さを持ったこの町の住人たちの生活ぶりを、巧緻な筆に描き出した独特の現代小説。
っていうことなんですよ。

これは昭和39年発行のフィクションで、上記の「浦粕」というのは山本周五郎が昭和初年代まで数年間住んでいた浦安を指す、と解説にあります。その、あくまで架空の「浦粕」を舞台に、えらくもなんともない住人たちの生き様、それも多分に下世話だったり卑猥であったり格好悪かったりする面が描かれていて、一つひとつの話がそれほどドラマチックというわけではないのに、読んでいるとじわじわくる。なんでだろう。

まず一つに、新潮さんも裏表紙で指摘している通り、「巧緻な筆」で書かれていること。あんまり華麗な感じはしないけれど、骨太な、それでいてゴツゴツし過ぎないスムーズな文章。タイプとして、これまた自分が好きな井上靖の文とちょっと似ている感じもする。読ませるわー。この文章力の高さを上手く伝えられないオレの文章力の低さを呪い殺したい。

そして、本編の最後に、エピローグ的な一編として「三十年後」というタイトルの、文字通り30年後に浦粕を訪れたときの話があって、それがオレには衝撃的だった。これはちょっとネタバレみたいな感じになるかもだけど、どうせおまえら読まないでしょ? だから書いちゃってもいいよね。

浦粕に数年間住んで、住人たちともそれなりに親交のあった「私」が久しぶりに訪れる。すると、あのときはまだ小さかった小僧や、なじみのおかみさんたちが温かく迎えてくれ…ないの!! だーれも自分のこと覚えてないの!! ここに、単に予定調和を崩すためという薄っぺらな目的ではない、シューゴローによる人間描写のすさまじさを思い知った次第です。

本編の短いエピソードを通じて、「私」と住人たちとのほのぼのとした、あるいはこすっからい交流がいろいろと描かれているのだけど、この「三十年後」を読んで分かるのは、結局「私」とは「お客さん」であり、住人とは見なされていなかったという冷徹な事実。あるいは、住人たちにとっては、覚えておくほどの大した価値のない人物であるという、実に明快な論理。それをグサリと突き刺してくるこの構成力よ。

浦粕の人間は、つまるところ、自分にとっての利害関係を中心にすえて人付き合いをするという行動規範をもっていて、しかもそれはフィクションという体裁をとってはいるけれども、人間という生き物がもつ本質のひとつをするどく捉えてはいないだろうか。優しい顔を見せてはいるけど、それはもしかしたら自分が相手にとって「役に立つ」から。もちろんそんな世知辛い基準だけで人間関係すべてが成り立っているわけではない。でも、そういったものが全く存在しないというのは大いなるファンタジーだということも、ぼくら(ぼくら?)はみんなもう知っている。古本1冊で考えすぎかしらん。とりあえず、いわゆる純文学が好きなクチには結構オススメです。

絶望という名の街で [読んだ本 / 好きな文章]


デスペレーション〈上〉 (新潮文庫)

デスペレーション〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン・キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 文庫

またやっちゃった。また新潮文庫の(キングの場合は)黒い背表紙につられて読んじゃった。

これも、こないだ読んだ『回想のビュイック8』(過去ログ宣伝厨)と同じく上下巻に分かれていて、合計1000ページほどのボリュームなんで、サクッと読むにはチト長い。それでも、キング節がやっぱり炸裂していて、退屈することなく面白かったです。アメリカの中西部、ネバダ州の鉱山付近にある「デスペレーション」というすごい名前の(もちろん架空の)町が舞台。一人の狂った警官が町を通りがかる人々を次々に拉致、果たして彼の目的は、そして囚われた人々は生き延びることが出来るのか…みたいな話です。

基本的にはホラー、そこに家族愛を折り込んでっていう「スティーヴン・キング・フォーマット(?)」通りの筋で、主役は12歳の少年。読み進めるにつれて、この話のメインテーマが「聖なるものvs邪悪なるもの」という深遠な方向であることが分かる。ただ、どちらかというと前半のサイコホラー的な感じのほうが今回は面白くて、後半の「正邪の戦い」は芯がちょっとボヤけていたような気がする。ほんと、オレは自分の読解力不足を棚に上げてよく言う。

他の著作も読みたくなった [読んだ本 / 好きな文章]


不思議の国アメリカ―別世界としての50州 (講談社学術文庫)

不思議の国アメリカ―別世界としての50州 (講談社学術文庫)

  • 作者: 松尾 弌之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫

いつものようにブックオフ100円コーナーにて、小説ばっかだと飽きるかなあ→なんかノンフィクションでも適当に仕入れとくかあ→でもやっぱ100円コーナーにはあんま面白そうなのねーなー→つうか最近の新書はほとんど「タイトルの珍奇さ勝負」みたいになっててまじくだらないんですけどあははー→とりあえずアメリカなんとかいうこれでいっかと、ほとんど考えずに買った本(ちなみにアマゾンの銭ゲバリンクでは「学術文庫」版になってますけど、オレが買ったのは「現代新書」版です)。したら、自分がずっと知りたいと思ってたことがビシリと、しかも分かりやすい文章で書いてあって、グイグイ読み進めてしまうとともに著者のファンになってしまった。

この本には、前から興味があったアメリカと風土(地理的要素)と住人の気質との関係性、ざっくり言うと、どのエリアだとどんなタイプのアメリカ人なのかっつうことが主に書いてありました。例えば、本書を読む前に抱いていたオレのアメリカ人像とは「東海岸が気取り屋のインテリ、南部が人種差別主義者、中西部が狂った連続殺人鬼、西海岸がヤク中で…」というものだったのですが、その間違いすぎたイメージを各地域ごとに、かつアメリカ史と絡めつつ詳しく修正することが出来て、それだけでも儲けもん。さらに、これまたよく分からなかった「州と連邦(国)の関係性ないし上下関係」と「それらに対する住人の意識」みたいなものも本の後半で述べられていて、こちらも今までモヤモヤしていたところだったからスッキリしました。簡単に言うと、アメリカ人は州よりも連邦を信用していなくて、まずはじめに自分の生活地域ありきなんだってさ。ファッキンジャップのオレからすると、憲法やら軍隊やら警察やらが州と連邦とでそれぞれ二重にあってめんどくさいんじゃないかなあとも思うけど、そこらへんは大丈夫みたい。

そして、これは内容うんぬんではなく、文章の書き方がすごく流麗で読み易くて、もしかしたらその点がいちばん気に入ったかも。以前、同じく(別の)大学教授が書いた同じく新書であるところの『ワスプ(WASP)』という本(アメリカにおける白人エリート層の実態とかなんとか)を読んだ(過去ログ宣伝厨)けれど、あれは読みにくいったらなかった。本筋とそうでないところが同じようなトーンで述べられているために、どこに力点が置かれているのかとても分かりづらかったし、それこそ「てにをは」というレベルの細やかさ、日本語のなめらかさに欠けていたように思う。
それに対してこの本を書いた人は、まず基本的な日本語がすっきりしていてスラスラ読める。どこかの糞ブロガーすなわち自分みたいにダラダラ、ぐちゃぐちゃしていない。もちろんこれが学術書ではなく新書だったということで、オレ級のボンクラでも分かるようにという配慮から、そのような易しい書き方をしたのだろうということは明白でしょうけども。

たとえば、アメリカ南部の気質を詳述する項にて、こんなくだり。
 社交好きはパーティーのみにあらわれているのではない。南部の人たちの遊びには、ある一つの傾向がうかがえる。犬をつれての狩り、魚つり、ダンス、闘鶏などが、伝統的な遊びとして受けつがれているが、そこで大事なのは、参加者のうちの誰が勝つとか、誰がすぐれた技術をもっているかなどということを競うのではない。むしろ、参加するということに意義があるのである。
 したがって上手な者も下手なものも、和気あいあいのうちにピクニック気分で一日をすごすが、実はそこに眼目がある。現代では南部人の遊びにゴルフやテニスが加わっているが、参加することに意義があるとする遊びの精神は、いまだにすたれていない。したがって、血まなこになって勝つことに集中する北部人や日本人の態度は、違和感をもってむかえられることになる。
 ゆっくりと時間をかけて社交を楽しむという態度の中には、他の人間に対する並々ならぬ関心があることがうかがわれる。しかも興味の対象は白人に限られるのではなく、黒人、善人、悪人とまんべんなくふりむけられ、人生のあらゆる側面が大いなる関心事項となる。

(講談社現代新書版100~101ページより)
あれ? そこまでずば抜けた文章でもないじゃんとか思ってる? おかしいな…。と、とにかく、全体を通じてこのスムーズさがとても印象的だったんよ。

ところで、アマゾンのレビューの中に、「この本によるアメリカ人の区分は、あまりに類型的すぎて、本当のアメリカ人に聞いてもそんなことないって言ってた。だからダメダメ。かーっ、ぺッ!!」っていう意見がありました。確かに本書は(現代新書版では)1988年に初版発行となっていて、間違っても新しいとは言えない。だから、時代による変容もおおいにありましょう。それに、「東京の人はみんな冷たくて、大阪はみんな陽気、九州の男性はみんな豪快、東北の人はみんな無口」とか言われたら、そりゃちげーよとなる。でも、著者も「地域差は明確に区分できるものではないし、ここに挙げるのもあくまで代表的なもの」という風な断りを慎重に入れてます。そもそも、オレは地域間によるアメリカ人像の違いというものが"大まかに"知りたかったのだから、まったく問題ないです。そう、つまり、日本における上述のベタな類型像みたいなものが欲しかったのです。それが分かってから、細かい修正情報を仕入れていくほうが効率的ではなかろうか。効率的って、何が?

「あいつが「正義」で! ぼくらの方が『邪悪』なものなんだッ!!」 [読んだ本 / 好きな文章]


スティール・ボール・ラン (1) ジャンプコミックス

スティール・ボール・ラン (1) ジャンプコミックス

  • 作者: 荒木 飛呂彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/05/20
  • メディア: コミック

ドドドドドド。近所のゲオでコミックのレンタルをやっていて、前から読みたかったこれを借りてみました。いまんとこお店に置いてある21巻まで読んだ(連載は継続中)んだけど、読み始めるまでこれが『ジョジョの奇妙な冒険』と関係あるって知らなかった! つうか、関係あるどころか、これはジョジョの第7部という扱いらしいスね…。
内容的にはすごく面白いです。結局「スタンド」とか出てきて思いっきりジョジョなんですけど、この人の絵はやっぱり独特で読ませる。あと、奇想天外なストーリーを展開させる想像力も。「シュガー・マウンテン」の話が特に好きだな。ゴゴゴゴゴゴ。

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土竜の唄 1 (ヤングサンデーコミックス)

土竜の唄 1 (ヤングサンデーコミックス)

  • 作者: 高橋 のぼる
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/01/05
  • メディア: コミック

オレがいまいちばん楽しみにしている漫画。これはレンタルでも立ち読みでもなく、単行本買っています。
落ちこぼれの警官が潜入捜査官として日本一のヤクザに潜り込んで…っていう話。正直言って絵は下手なほうだと思うけど、突き抜けた馬鹿さ加減とめちゃめちゃな展開と低俗なエロと熱い友情がまじったストーリーにやられた。なんつうか、やたらパワーがあってたまらんです。
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