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おやこ [読んだ本 / 好きな文章]

ぴんと張りつめてるどころか、ダルダルにたるみまくってるマイ琴線にふれた文章を突発的に紹介するコーナー。

自分はよく両親に伴われた子を――たとえば電車で向かい合った場合などに観る時、よくもこれらの何の類似もない男と女との外面に顕れた個性が小さな一人の顔となり、身体つきなりの内に、しっとりと調和され、一つになっているものだと言う事に驚かされる。最初、母と子を見比べて、よく似ていると思う。次に父と子を見比べてやはり似ていると思う。そうして、最後に父と母とを見比べて全く類似のないのを何となく不思議に思う事がある。
志賀直哉『網走まで』

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